廃品回収のスピーカーうるさい
無職 笹田 信之 (横浜市青葉区 62)

朝日新聞 2010年5月13日(朝刊)


廃品や粗大ごみの回収と称する車がスピーカーで呼び掛けながら、毎日のように町内を巡っていますが、二つの点で疑間を感じます。
一つは、静穏な住環境が非常に害されていること。病気で安静を必要としたり、仕事の後で静かに休むことを望んだり、ゆっくり読書や音楽鑑賞を楽しんだりしたい人々にとって、繰り返し飛び込んでくる騒音は、大きな苦痛です。
もう一つは、回収された品物が、その後どのように処理されているのか、という問題です。有害な物質を含む品物の処理は、きちんとした手続きを経てなされるべきでしょうし、「何でも回収します」という声には不安を感じます。
行政は、このような現状をどう考えているのでしょう。仕事上の創意工夫の自由は尊重されるべきですが、騒音に満ちた世の中からせめて不要な騒音を減らすべく、何か良い知恵はないものでしようか。


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