騒々しい会話 ■ ヘッドホン音もれ
電車内迷惑です マナー向上へ調査
東京新聞 2010年1月8日
騒々しいおしゃべりやヘッドホンの音もれが我慢できない―。日本民営鉄道協会(東京都千代田区) の本年度「駅と電車内のマナーアンケート」で、利用者はこのような行為が迷惑だと感じていることが分かった。
同協会は大手私鉄と地方鉄道の七十二社が加盟。アンケートは結果を公表することで、利用者にマナーの向上を図ってもらうのが狙い。十回目の今回は昨年十〜十一月、ホームページ上の選択肢から三つまで選んでもらう方法で、四千二百四十七人から回答を得た。
一位は「騒々しい会話・はしゃぎまわり等」(31.3%)、次いで「ヘッドホンからの音もれ」(30.9%)「座席の座り方」(30.2%)「携帯電話の着信音や通話」(28.0%)「乗降時のマナー」(24.6%)「車内での化粧」(18.4%)の順。
座り方では「詰めて座らない」「足を伸ばす・広げる・組む」、乗降時のマナーでは「降りる人を待たずに乗り込む」を特に不快に感じていた。男女別では、男性が音、女性は車内での態度により強く感じる傾向が見られた。
「携帯電話」は二〇〇二年、〇三年度ともトップだったが、その後は順位を下げた。同協会の広報担当者は「啓発などで、車内での通話などが迷惑だという意識が浸透したためではないか」とみている。
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