民生用の大音量拡声機 災害現場や空港想定し発売

新聞 2009年8月21日 (朝刊)


丸紅情報システムズは、不審船に整告するのを目的に開発された米軍向けの大音量スピーカーの小型版=写真、同社提供=を、官公庁や自治体に売り込む。海上自衛隊などが使っている従来機種より軽量で値段も安く、災害現場での活用などを提案する。 販売するのは、米国のアメリカンテクノロジー社が開発した長距離音響発生装置「エルラド」。音声を高周波に変換し、スピーカーの形も工夫することで、1キロ以上先にもはっきりした音を伝えられるという。従来の主力機種は20キロあったが新型は14キロで、価格も200万円ほど安い350万円。

プロペラ音がうるさいヘリコプターから地上に情報を伝えることができるなど、災害現場での活用や、農地からシカなどの野生動物を追い払う用途などで、自治体に売り込む考え。鳥が飛行機のエンジンに衝突する「バードストライク」の防止策を検討中の国土交通省に対しては、空港で鳥が嫌がる音を流すことで、鳥を追い払う方法を提案するという。
(大平要)

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