東京新聞 2022年01月20日(朝刊)
最近、美術館や博物館の企画展で、一部の作品や展示物の写真撮影が可能になっています。画像でもう一度鑑賞できたり、会員制交流サイト(SNS)で共有できたりする良い取り組みで、私自身も撮影しています。しかし、一部の人は延々とシャッター音を鳴らしていて、鑑賞に集中できないことがあります。鑑賞時の会話を控えることはかなり浸透していますが、撮影時の音に対する意識は低いまま。静かな環境でシャッター音は会話並みに耳に入ります。
誰もが作品や展示を気持ちよく鑑賞できるように、鑑賞区域内では無音設定で撮影してほしいと思います。また、美術館・博物館サイドが写真撮影可能の表示とともに、撮影時に音を立てないようにする旨を併せて案内し、マナーの周知を図ってほしいです。