無職 ●●●● 71歳(埼玉県所沢市)
東京新聞 2019年10月22日(朝刊)
前代未間の大型台風が襲来するという情報から、事前に飲料水と食料などの買い出し、家の周囲にある椅子や物干しざおの片付け、庭木の伐採等を済ませ、家じゅうの雨戸を閉めた。
夜の10時頃には風雨ともに激しくなり、特に風の強さに怯えた。市のスピーカーから何事か放送される音声が流れて来た。家の近くを通る広報車らしきスピーカーからも音声が…。
ところが、家じゅう閉め切っていたので聞き取れず、喚き声にしか聞こえない。風雨が強くて窓は開けられない。そのうち聞こえなくなった。どのような内容が放送されたのか分からず、むしろ不安が募るばかり。全くの逆効果だ。情報の伝達方法に再考を願う。