快適・適正な音量あるはず

翻訳業 女性(49)(東京都世田谷区)

東京新聞 2018年09月21日(朝刊)


電車のアナウンスに関し十四日の投稿で、正確な輸送が優先で快適さはその次という意見があった。鉄道会社は、時間通りに運行するためにも必死で放送しているのだろう。
しかし、ホームで怒号のような大音量の放送にあおられて電車に乗り込む時、私は不愉快で悲しい気持ちになる。人間にとって適正な音量があるはずである。私たちは単に輸送される物ではないし、電車通勤も生活の一部である。
車内放送による情報は、駅名や乗換案内の放送は必要だと思う。だが「席は譲り合って」や「大きな荷物は網棚へ」等の内容はどうなのか。いちいち言わなければならないことだろうか。私は車内ではもっと静かに過ごしたい。数分の遅れで謝罪アナウンスがあるほどの運行は世界に誇れるとしても、その一方で不快感を生じさせるような大音量で、かつ乗車マナー等の過剰な放送は恥ずかしいことではないだろうか。


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