発車ベル やめます
JR東 駆け込み乗車防止 亀有―取手で実験

新聞 2018年08月02日(朝刊)


JR東日本は一日、駆け込み乗車を防ぐ対策として、常磐線各駅停車の亀有(東京都葛飾区)―取手(茨城県取手市)間で、駅のホームにある発車ベルを使ってメロディーを流すことをやめる実験を始めた。車両のスピーカーからホーム付近だけに伝わる案内に切り替えることで、駆け込みを減らす狙い。

一日は東京都葛飾区の金町駅で実験の様子が公開され、車掌が、車内の「乗降案内スイッチ」を押すと、ホームには、発車ベルよりも音量が小さいメロディーと「扉が閉まります」との自動音声が放送された。

金町駅から乗車した千葉県松戸市の大学生冨森優陽さん(19)は「いい実験だと思う。音が小さくて驚いた」と話した。

発車ベルからのメロディーは音量が大きく、車両から離れた場所でも聞こえることから今回の実験が発案された。


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