2016年03月15日
「ご議論させていただいております」「わが党の党首のご指示された」……。
最近の国会の議論を聞いていると、敬語を重ねればいいと思っているのかと首をかしげることが多々ある。過剰な謙譲や、身内の者についての説明での尊敬語など、とても耳障りだ。
毎日の通勤電車の車内放送も「先頭車両は女性専用車として運転させていただいております」「ドアを閉めさせていただきます」……。これほどへりくだる必要があるのか不思議だ。
「ら抜き言葉」も、最近では認めざるを得ないと感じるほど多く使われているように、時代とともに言葉が変わっていくのは致し方ない。でも、国民や乗客への言葉は再考する必要があるのではないだろうか。