運動会の花火
配慮がほしい

塾講師 上田 真弓 55(千葉県成田市)=本会会員

東京新聞 2015年06月10日(朝刊)


五月のある土曜日、朝六時に花火のバンバンという大きな音で目が覚めた。就寝した時間が遅かったのでもう少し寝ていたかったが眠れず、諦めて起きた。

春と秋は運動会のシーズンで早朝に花火が鳴ることが多い。そのたびに寝不足になって困る。現在は、働く時間も多様化しており、その時間帯に寝ている人は多いと思う。

花火で予定通りの運動会開催を知らせるのは、児童や弁当を作る親は助かるだろうが、他に方法がないものか。今なら、メールで一斉にほとんどの人に連絡できるはずだ。花火を打ち上げ、町中の人を起こして連絡する必要はないし、関係ない人には大変迷惑だ。花火を上げるにしても、もう少し遅い時間にするとか、工夫してほしいものだ。


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