朝日新聞デジタル
映画を見に行き、とても残念なことに遭遇しました。受動喫煙ならぬ「受動ポップコーン」です。
最近のシネコン(複合映画館)には、音響や映像の質の高さを売りにする館があります。でも、いくら音響にこだわった施設でも、容器に入ったポップコーンを食べる隣席の音には無力です。その音が終演まで続き、楽しみにしていた映画が台無しでした。
劇場側は上映前、携帯電話の着信音やおしゃべりなど鑑賞の妨げになる行為に注意を促します。それなのにポップコーンを食べるのを許しているのは、同じ料金を払った客に我慢を一方的に押し付けることだと思います。
ポップコーンぐらいで大げさと思われるかもしれません。でも、かつては許されていた喫煙も、今は禁じられています。
音も迷惑行為です。ポップコーンなど音やにおいのきつい食べ物は、ルールを設けてはどうでしょう。館内持ち込みの制限やエリア分け、上映中は食べないというような。映画館の運営会社に、ぜひ改善を求めます。皆さんは、どう思われますか。