横田基地 サイレン誤作動
未明 苦情、問い合わせ相次ぐ

東京新聞 2014年11月26日(朝刊)


米軍横田基地で25日午前1時半ごろから約1時間、基地内放送システム(パブリックアドレスシステム)の誤作動が原因で、スピーカーから「ウーン、ウーン」という大きなサイレン音が鳴り続けた。福生市や瑞穂町など周辺五市一町に住民から問い合わせや苦情が殺到。横田基地広報部は同日、関係自治体に情報提供し、住民に迷惑をかけたことを謝罪した。

基地広報部によると、基地内放送システムは自治体の防災無線のようなもので非常時の連絡などに使う。基地内12カ所にスピーカーを設置しており、このうちの1カ所で誤作動が発生した。基地の通信システム専門官が駆けつけ、高いポールの上に設置されたスピ―カーのケーブルを切断して音を止めた。

再発防止のため原因を調査しているが、システムのコントロールパネルが湿度の影響を受け、異常が発生した可能性があるとしている。ほかの11カ所を点検したが、異常は見つからなかったという。

この騒ぎで、瑞穂町には「なんの音か」「町の防災無線が鳴っているのか」といった問い合わせや苦情の電話が108件あったほか、福生市でも100件近くの電話があったという。周辺四市一町を合わせると、住民からの問い合わせや苦情は270件を超える。

五市一町でつくる基地対策連絡会は、横田基地司令一官に口頭で「基地内から大音量のサイレン音が聞こえれば、周辺住民は、有事の事態が発生したのではないかという非常に不安な状況となる」と指摘し、再発防止の徹底を要請した。


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