ベネチア スーツケース車輪音に罰金ヘ
ゴロゴロうるさい!

東京新聞 2014年11月22日(夕刊)


【ローマ=AFP・時事】イタリアの「水の都」ベネチアで、観光客のスーツケースがゴロゴロうるさいと、車輪の音に最高500ユーロ(約73,000円)の罰金を科す方針を市当局が固めた。2015年からの実施を目指す。

ベネチア中心部の石畳の路地は狭い。車は乗り入れ禁止で本来はとても静かだが、静寂は年間2,700万人の観光客が昼夜を問わずゴロゴロ引きずるスーツケースの音でかき消される。ついに住民の不満が爆発した。

罰金を回避するには、ゴム製か空気式の「無音車輪」を装備するしかない。これにより、古い石畳も保護できるというのが市の言い分。仕入れ業者の台車なども罰金の対象となるが、報道によると、明文化されていないものの住民は罰金の対象外。しかし、これは法的に問題視される可能性がある。

日本は衝突に注意喚起
日本では、駅や空港など人が多く集まる場所で、車輪付きのスーツケース(キャリーバッグ)による事故が起きており、注意を呼びかけている。 JR東日本によると、過去には駅の階段で乗客が落としたバツグが別の客にぶつかる事故などが起きた。広報部の担当者は「キャリーバッグに限っていないが、東京や上野など乗降客の多い駅では、大きい荷物を持ってエスカレーターを駆け上ったり、走って降りたりしないよう構内アナウンスで注意を呼びかけている」と話す。 キャリーバッグでつまずく人もいる。混雑しているとキャリーバッグを引いていることが見えにくく、うまずいて転んでしまう。これまで、事故が相次いでいるとして国民生活 センターなどが注意を呼びかけたこともある。


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