親切過剰の電車内放送
無職平山 泰子67 (埼玉県行田市)
東京新聞 2012年4月3日(朝刊)
3月22日付本欄の「席を譲って助け合おう」に一言申し述べます。飯田玲子さんのご意見に賛同します。大体優先席という指定席は不要です。電車もバスも全席が高齢者や身体障害者、赤ちやん連れの妊婦さんらに譲るべき席なのです。
優先席があることで若い人たちは優先席以外は譲らなくていい席だと錯覚しているようです。さらに言えば、電車内のテレビによる情報や広告などの過剰なサービスは、節電のためにも不要です。
「進行方向どちらのドアが開きます」とか「お忘れ物のないように」「足元にご注意ください」などの車内放送も不要です。親切過剰が、人から「気配り」「用心」「考える力」を奪っているのです。
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