歌う路面で安全走行 童謡「ふじの山」採用
芦ノ湖スカイライン 県内初の音響道路

神奈川新聞 2009年4月29日


♪頭を雲の上に出し〜。箱根町と静岡県境にまたがる芦ノ湖スカイライン(一〇・七キロ)の一部区間に、規制速度の時速四十キロで走ると童謡「ふじの山」のメロディーが聞こえる音響道路「メロディペーブ」が設置された。二十九日に開通し、県内第一号となる。(川島 秀宜)

区間は杓子(しゃくし)峠〜三国峠間の上り車線約三百十メートル。路面に連続して設けた切削溝(幅九ミリ、深さ六ミリ)の間隔で音階を調整し、通過時にタイヤと車体の空間で反響した走行音を奏でる。冒頭のメロディーだけで、溝は百五十本以上を設けたという。二輪車は反響が少ないため、メロディーは聞こえない。

カーブが多く、スピードを出し過ぎる車が少なくなかったため、運営会社などがスリップ防止や速度抑制などを狙って設置した。同区間では富士山の全景を展望できることから「ふじの山」を選曲。第二章節までを楽しめる。音響道路は全国十カ所に設置されているという。


この音響道路について知りたい方は、草津温泉の事例YouTube(link)が参考になります。果たして意味があるのか?かえって睡眠を誘うのでは?(静かな街を考える会)

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