安眠の妨げ騒音は困る 無職 井上 健夫61（東京都杉並区）

東京新聞　2011年７月30日（朝刊）

音の迷惑について外国人の方から二十日付当欄で指摘があった。全く同感である。安眠を妨害された者にしかその苦しみは分からないであろう。

私も��音の暴力�≠ﾉ日々悩まされている。住宅地の一角だが私の家の前は駅への近道のため人の往来が多い。寝静まった夜中の二時、三時になると酒の入った若者が大声を発しながら歩いている。また隣のワンルームマンションの外に設置されている自動販売機の前で大声で長話を始めるものがいる。

その都度起こされ、窓を開け注意をするが毎晩のように行われきりがない。公道なので手の施しようがなく、自動販売機を取り外すよう頼んでもマンション側では聞く耳を持たない。このように相手に迷惑をかけているのに悪いことをしているという自覚が全くないものがあまりに多い。

睡眠について日本人は概して重要なことと考えない傾向があるようだ。しかし、自身で睡眠を削るのではなく、他人から安眠を妨害されれば、誰でも腹が立つだろう。