車内放送のミス防止を
会社員 磯部 伸樹64 (横浜市緑区)

東京新聞 2011年7月22日(朝刊)


今月半ば、JR横浜線の車内で起きた小さな珍事は、笑って済ませてよいことだろうか。

私が乗った電車が新横浜駅に到着すると、降車用意中の乗客が、突然ざわめいた。首を伸ばしてホームを見る人、周囲をキョロキョロする人など。私は大きなかばんを持った旅行客らしい人に、「新横浜ですよ」と伝えた。実は、車掌が到着直前の車内放送で誤って「町田、町田です」と言い、訂正放送がないまま到着し、ドアが開いたのだ。当駅は、同線の重要駅の一つ。新幹線乗換駅で、不慣れな旅行客や出張客も多い。

「一件の重大なトラブルの裏には、三百件のニアミスがある」という。

そこで再発防止策を提案したい。車内に乗務員の名前と苦情連絡先直通電話番号を掲示する。車内放送は運転席でも聞こえるようにする。気の緩みで大事故が起きないことを願う。


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