弊害感じた静かな選挙
団体役員 前田豊65 (神奈川県横須賀市)

東京新聞 2011年5月14日(朝刊)


統一地方選も終わりました。今後四年間の私たち住民の暮らしを任す、新しい議員が選出されました。各選挙を通して感じられたことは、東日本大震災の影響で各候補者が選挙活動を自粛し、全体的に静かな選挙戦であったということです。

静かな選挙戦だったことはある面では望ましいことといえますが、私たち有権者にとって果たして良かったのかどうか。候補者は政策を十分に語れたのでしょうか。私たち有権者は一体どういう基準で議員を選択したら良いのでしょうか。

後半戦に行われた私の住む横須賀市議選では、十人ばかりの現職の議員が辞められて六十一人の方が立たれました。しかし新人については、どのような人か有権者にはよく分かりません。なのに静かな選挙戦だったため、どのような基準で選んだら良いのか悩みました。


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