生活情報はラジオ頼り

東京新聞 2011年3月22日(夕刊)


 現地へ送る活動も東日本大震災の被災地では、停電時や屋外でも使えるラジオが貴重な情報源だ。地元局はインターネツトも駆使してきめ細かい生活情報を提供、不足するラジオを現地へ送る運動も広がっている。

 「気仙沼に今日、医薬品が届きました」「明日お風呂に入れる旅館を、お知らせします」…。仙台市の東北放送は津波でラジオアンテナの燃料を補給できなくなり一時、予備アンテナに切り替え放送を続けてきた。

 AMの電波が届かない場所や県外の関係者にも聴いてもらえるよう、ネットでも放送を同時配信。同様のサービスはNHKや、青森市のエフエム青森なども行っている。

 盛岡市の岩手放送は簡易ブログのツイッターで高校入試の合格発表の場所変更などを発信。福島市のラジオ福島はホームページで原発事故などの情報を伝える。

 また茨城県つくば市をはじめ、FMの臨時災害放送局を開設し、道路交通情報などを提供する自治体も多い。

 一方、東京のTBSラジオは不要な小型ラジオの寄付をリスナーに呼び掛け、十八日から四日間で約五千台を集め被災地へ輸送し始めた。「リスナーと一緒にできることを考えた。ラジオから正しい情報を得てほしい」(TBS編成部)という。

福岡市のRKB毎日放送などもラジオ寄付を募っている。エフエム東京などは新品のラジオ千五百台を手配。NHKも一部の避難所にラジオを配る。


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