機内でケイタイ使用OK
4月から 乗降時に限定

東京新聞 2011年1月26日()


 安全運行に支障があるとして航空機内での使用が全面的に禁じられている携帯電話などの電子機器について、国土交通省は二十五日、乗客が乗り降りしている間に限って機内での使用を認める方針を決めた。航空会社によっては四月以降、機内から出発や到着の連絡をしたり、電子メールの送受信をしたりといったことも可能になりそうだ。
 航空法に基づく告示は、使用時に電波を発する携帯電話やパソコンなどを「常時作動させてはならない電子機器」と定めており、機内では電源を入れることができない。国交省は「機内でも携帯電話を使いたい」との要望を受け、安全性を検証。機内の停止中は運行の安全に支障がないと確認できたため、告示を改正して限定的に使用を認めることにした。
 離陸のため全てのドアが閉まってから、着陸後にいずれかのドアが開くまでの間は、従来通り機器の作動が禁止される。


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