細かすぎる英語の放送
翻訳業 ディーガン クリス 66(英国)(東京都青梅市)

東京新聞 2010年9月28日(朝刊)


二十一日付当欄に山手線の英語の車内放送の不自然さを指摘した投稿文があった。確かに抑揚が不自然だが、案内放送だけならあまり問題にしない。
それよりもJRの車内放送の内容が問題だと思う。普段利用している中央線の英語の発書はあまり問題ないが、日本人乗客に向けられているマナー放送までが英語にもなっていて、うるさい。
長距離列車ならまだしも、終点に差しかかるたびに聞かされる懇切丁寧な挨拶にうんざりしている。
また、「急停車することがあるので手すりやつり革につかまってください」の放送に至っては果れてしまう。手すりなどにつかまるのは当たり前ではないだろうか。 日本人は録音された声に指示や挨拶を言われたいのかもしれないが、外国人には案内放送だけで十分だと思う。むしろ静かな車内が望ましい。


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