防災無線 家庭にも個別配信
町田市 7月から有料で専用端末に
朝日新聞 2014年5月14日(朝刊)
町田市は7月から、防災行政無線の放送をケーブルテレビ運営会社「ジェイコムイースト」の専用端末で配信する。市のサイトやメール、ツイッター、フェイスブックに加え、緊急時の情報伝達の選択肢を増やす。
希望者は同社と契約し、月額300円(税別)のレンタル料で専用端末を受け取る。高層マンションや機密性の高い住宅の中でも、洪水警報や高齢者の行方不明事案など市の無線内容を聞ける。端末はFMラジオの機能があり、持ち歩くことも可能。気象庁の緊急地震速報も発信される。
市によると、防災行政無線は市内に244基あるが、豪雨時に室内で聞こえにくい、音がうるさいなどの苦情が市民からあったという。同社によると、昨年5月に練馬区で同じ内容のサービスを開始。杉並区や板橋区、国分寺市でも始まった。
端末は幅13.4センチ、高さ17センチ、重さ550グラム。同社のテレビ放送などに加入していない場合、レンタル料は月500円(税別)。別に工事費が必要。問い合わせは同社(0120-999-000)。
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