防災無線は日本の恥

2010年2月6日


次の文章は"Cruising Japan to New Zealand: The Voyage of the Sea Quest"という本(著者Tere Batham)の56〜57ページから抜粋して日本語に直したものです。こうした形の外圧がもっとあるといいですね。                       ディーガン

……宜名真漁港には小型漁船が波止場の前に並んでいたが、水深の深い桟橋は空いていた。我々の錨は浚渫された港の中ほどまで引きずられ、そこでようやく岩礁に引っかかった。

午前6時45分、我々は一連の拡声装置からの放送によって起こされた。その放送は5分間隔で30分続いたので、もう二度と寝ることができなかった。行政が運営しているこうしたスピーカーは日本の島々だけでなく、本島においても町に住んでいる人々の悩みの種だ。そのスピーカーについてよいことをいう市民はあまりいないが、仕方なく諦めてそのスピーカーの「ビッグ・ブラザー」のような存在を受け入れている。午後5時の放送は非公式な外出禁止令のようなもので、子どもたちの帰宅を促す役割を果たしている。このスピーカーのよい面は津波による非常事態が発生した際、市民に対してより高い場所へ避難するようにすばやく警告が出せることだ。

この小さな村では、この放送は地元の漁師にとって迷惑な存在ではなかった。なぜかというと、放送が流れたときは彼らがすでに出港した後だったからなのだ。……


home