今年の3月、シドニーに一週間ほど滞在してきました。その間、2年ぐらいぶりにシドニーの電車を利用しました。
街の中心部にある2つの駅では、駅のホームの反対側の壁面に音声(コマーシャル)付きのスクリーンが設置してあるのに驚きました。スクリーンの数は1つのホームにつき2つだけなので立つ位置によって音声を避けることができます。でも、たまたまスクリーンの前のベンチに座って、本を読もうとすると、ちょっと気になります。
ホーム上の放送と車内放送の大部分は自動放送で、とても静かです。日本と違って内容は簡潔で、話し方も落ち着いています。車掌によるアナウンスの一例として、電車が現在止まっている駅名をいうものがあります。英語では"This station is ……"です。車掌によっては音量がちょっと大きすぎて耳障りの放送もありました。
また、テロに対する警戒を意識してか、次の自動放送が時々流れていました。「お荷物は常にお手元に置いてください。また、もし置きっ放しの荷物を見かけたら、それに触れないで、ただちに車掌に知らせてください」。また、日本にはない次のような面白い自動放送もありました。「電車の運行の妨げにならないように、もし気分が悪くなったら、車内に残らないで、早く電車から降りて助けを求めてください」。
日本とは異なり車内におけるケイタイの使用は許されていますが、「ご遠慮ください」の自動放送がない分、日本よりましだと私は思いました。
AMENITY 33号のための原稿をお願いします。主としてスピーカー騒音か街の景観についての文章や資料であればOKです。とりあえず、何かを書きたい方は早めにご連絡ください。
会代表 C. J. ディーガン
2015年4月29日
home