青梅のスピーカー騒音の事情

2016年06月10日


騒音をまき散らしながら近所を回る廃品回収業者は、2年ぐらい前からあまり聞こえなくなりました。その代わり、時々チラシが我が家の郵便受けに入っていたり、電話が直接かかってくることもあります。おそらく、不景気のために不用品を持っている市民が減ったからではないかと思います。また、共稼ぎで昼間家にいない家庭が増えたことも関係しているでしょう。どちらにしてもこの種の騒音が減ったことでストレスが少し緩和されました。

青梅市の防災無線は3年ぐらい前にスピーカーの本数が増やされて、特に火災発生を知らせる放送と尋ね人の放送はうるさくなりました。ただ、冬を除けば火災発生の放送そのものがそう多くないので我慢できます。しかし、我慢しづらいのはその中に含まれている訂正放送です(「先ほど火災発生の知らせをしましたが、火災ではありませんでした」)。また、今のデジタル方式のシステムでは火災が発生した地区内だけのスピーカーを選択して放送できるはずですが、市はこれからも従来通りの一斉(全市)放送をする予定だそうです。その主な理由は、地区選択のボタンの押し間違いという心配がなくなるからです。何ともったいない話です。

『うるさい日本の私』の著者である中島義道氏に言われたように、私は東京のはずれに「籠もっている」のかもしれません。氏によると、都心の駅に設置してあるコインロッカーの使用方法に関する音声ガイダンスは相当しつこいそうです。私はコインロッカーというものを最後に使ったのは30年ぐらい前なので、今の音声ガイダンスを全然知りません。やはり生活の場所が違えば、気になる騒音の種類も違うでしょう。


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